2004年01月22日

「風車」-第一五一号(一九九〇年一〇月)

「風車」-第一五一号(一九九〇年一〇月)

 東京・国立市議会は九月二十五日深夜、「東京電力福島第二原発3号炉事故に関する意見書」を与野党全会一致で可決した。

 この問題をめぐっては国分寺市議会も同旨の意見書を採択、町田市議会では議員提案による意見書が採択されるなど、東京・埼玉・神奈川の自治体で、運転再開に慎重な対応を求める動きが広がっている。

 意見書は、市民団体「原発の大事故が本当に怖いと思う市民一同」が提出した陳情書が下地となっていて、「原発事故の不安と放射性廃棄物の難題と、労働者被曝を避けることのできない原子力発電への依存度を減らすためにも、省エネルギー・節電に励みPRに努める」という画期的な内容が盛り込まれている。

 科技庁は「原発の依存度を減らすというのは自民党の政策と矛盾するではないか」と当然渋い顔だが、自民党東京都支部連合会は「文章には問題があるが、安全性重視という趣旨だからしようがない」という態度らしい。また賛成した自民党市議によれば、「東京電力にも聞いたが問題なかった」とか。東電も原発はやりたくなくなってきているのかしら。市民の声をしっかり受けとめてほしい。

 十月四日、原子力安全委員会は運転再開は妥当という結論を出した。市民の不安、抗議の声をまったく無視しようというのか。(渡辺)

Posted by 編集部 at 2004年01月22日 00:32