「風車」-第一六一号(一九九一年八月)
前号に掲載した五月の各原発の設備利用率について、読者から問い合わせがあった。その前の月までは「定検中」としていた浜岡1、3号が「補修停止中」に変えられているのはなぜか、というものだ。
混乱させてごめんなさい。もっと前から「補修停止中」とすべきだったのです。
浜岡1号も3号も、ともに事故のために予定を早めて定期検査に入った。形式的には「定検中」、その実は「補修停止中」というわけだ。「事故停止中」の美浜2号にしても、四月十二日からは、形の上では「定検中」なのである。
そもそも、ほとんどの定検は補修を伴っているから、「定検中」と「補修停止中」を分けることは難しい。へたに分けようとしないほうがよいのかもと、もう思ったりしている。今後なお試行錯誤で混乱させることになりそうだ。あらかじめお許しを願っておくとしようか。
それにしても、「定期検査」とは奇妙な言葉である。ちっとも定期なんかじゃないのは、高浜2号の例にも明らかだ。同炉は、今年はじめまで十ヵ月間も定検がつづき、それから三ヵ月足らずでまた定検に入った。定検という名で事故の印象を弱めようとしている、とかんぐられるのは致し方なかろう。
検査の中味も、検査体制も、かなり怪しい。次号には「定期検査の七不思議」を書いてみようかしら。(西尾)
Posted by 編集部 at 2004年01月22日 00:36