「風車」333号(2005年12月)
『はんげんぱつ新聞』333号(2005年12月)
「石炭火力新時代へ期待広がる」と11月4日付の電気新聞は、1面トップ記事に特大の見出しをつけた。700度超の超々臨界圧発電や次世代型ガス化複合発電といった新技術の宣伝記事だ
ところが同月25日、小池環境相が記者会見で「2つの提案」を発表、その1つで「石炭火力の増加は看過できない」としたことから、電力業界は猛反発している。電気事業連合会は即日、「電力の安定供給を含め、地球温暖化防止と経済性の両立にも、石炭の有効利用は不可欠」と、意味不明の反論をした。脱原発よりも脱石炭のほうが逆鱗に触れるようだ
かくて同月29日付の電気新聞では、環境省の入居する中央合同庁舎5号館は化石燃料発電によって供給する特定規模電気事業者からの電力調達だとして「"石炭敵視"を提案する前に、まずは自らの襟をただす必要がありそうだ」「こうした矛盾に産業界や経済産業省からは反発が出ている」とまで言い出した。かつて経済産業省が同じ理由で「原発の電気を使わないのはけしからん」と叱られたのを思い出し笑ってしまった
そういえば、こんな笑い話もあったっけ。石炭には良い点と悪い点がある。良い点は、埋蔵量が群を抜いて豊富で、安さもまた抜群ということだ。そして悪い点は、それを使わなくてはならない点だ……。(N)
Posted by 編集部 at 2006年02月16日 15:31