2006年06月17日

「風車」339号(2006年6月)

「風車」339号

■兒島伊佐美・日本原燃社長が「おおむね順調に進行」と4月25日の記者会見で述べた後も、アクティブ試験中の六ヶ所再処理工場では、事故・トラブルが続いている

■5月19日には電気事業連合会の勝俣恒久会長(東京電力社長)の記者会見で、「このぐらいですんで大変ありがたい。許容していただければありがたい」との発言があったが、事故・トラブルはなおも跡を絶たず、同月30日の会見では、兒島社長が「予想よりも数が多い」と語るに至った

■試験そのものへの反対を措くとすれば、試験での事故・トラブルはあってよい。その一つひとつに対策が立てられ機器の補修が行なわれることに意義がある。問題は、使用済み燃料を用い、施設の多くの場所に人間が補修に入れなくなった後での試験でなく、もっと以前の試験をきちんとやって、対策を立て補修をしておけば起きない類の事故・トラブルではなかったかということと、事故・トラブルが起きた後の姿勢だろう

■実際、5月17日の硝酸ウラナス溶液漏れは、ウラン試験中に同種の事故が起きていながら、対策を講じていなかったために起きている。4月11日の洗浄水漏れなどの事故を軽く見なして「おおむね順調」と宣伝するのでは、青森県民は、「このぐらいですんで」と安心するどころか、不安を強めるばかりだ。(N)

Posted by 編集部 at 2006年06月17日 16:46