2010年01月22日

「風車」『はんげんぱつ新聞』381(2009年12月)

 09年も余すところわずかとなり、10年という“転換の年”を迎える。折しも政権交代が行なわれ、その“実”が問われる年である。
10年頃から、中間貯蔵された使用済み燃料及びプルサーマルに伴って発生する軽水炉使用済みMOX燃料の処理の方策を検討するとされてきた。とはいえ、そこで踏まえられることになっていた六ヶ所再処理工場の運転実績は皆無である。
右のスケジュールを決めた原子力政策大綱は、05年10月の決定から5年を経て、見直しの時期となるが、原子力委員会は10年度予算の概算要求方針で「改定の必要性に係る総合的な検討を行う」と逃げを打っていた。
六ヶ所再処理工場の先行きが見えないなかで大綱の改定なんて、できようはずもないということだろう。だが、だからこそ見直しが必要なのではないか。本気で“転換”を図るのは、この年を措いてない。
高レベル廃棄物処分の法制定から10年。失敗の根本に立ち返り、地層処分計画の全体も見直されるべきだ。原発推進者からさえ「金をどぶに捨てるよう」と非難される「意味不明」の処分推進キャンペーンなど、即刻中止するしかない。
ところが、そんな金の捨て場の一つである「あすかエネルギーフォーラム」の秋庭悦子理事長が原子力委員に就任とか。さて、“転換”はできるのだろうか。

Posted by 編集部 at 2010年01月22日 15:09