青森県と六ヶ所村、日本原燃の間で十一月二十二日、六ヶ所再処理工場でのウラン試験に関する安全協定が締結された。二十四日付電気新聞の一面には、「サイクル大きく前進」の文字が踊る。
立会人をつとめた藤洋作・電気事業連合会会長のコメントにいわく「これはわが国の原子燃料サイクルの確立につながる、極めて大きな意義を持つ一歩と受け止めております」。中川昭一・経済産業大臣の談話は「核燃料サイクル事業の国内における確立に向けた大きな前進として高く評価している」
が、同じ電気新聞の「デスク手帳」には、こうあった。「前進ととらえるのかそれとも…。ルビコン河を渡ったカエサルは一定目標を遂げたが果たして」。
元老院決議に背いてローマに進軍したカエサルになぞられられた六ヶ所再処理工場は、果たして一定目標すら遂げられるかどうか、また、一定目標は遂げてもたちまち独裁者の末路を辿るか。いずれにせよ「前進」には疑問符がつく、ということだろう。
会長のコメントに反して、電力自由化の進展で経営の効率化を求められている電力業界には依然再処理を嫌う声が残り、大臣談話に反して経済産業省内にはサイクル政策反対論がくすぶっている、とマスコミは伝える。
「責任転嫁サイクル」(同省官僚)が回り出すのは、なんとしても止めなくてはならない。(N)
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『はんげんぱつ新聞』321号(2004年12月)もくじ
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東海第二原発訴訟
-最高裁、理由も書かずに門前払い
相沢一正(原告団)
生物たちの声なき声
高島美登里(長島の自然を守る会)
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「維持基準」導入から1年-ひび割れ・減肉・照射脆化
-井野博満さん(法政大学、金属材料学)に聞く
================各地からの便り===============
止めよう再処理・青森で全国集会
井上浩(青森県反核実行委員会)
スソ切り+核物質防護強化・バックエンド費用上乗せ
-原子力二法案に反対を
末田一秀
"差し迫る東海地震と浜岡原発、原発は激震に耐えうるのか"
-静岡で全国交流集会
東井怜(原発震災を防ぐ全国署名連絡会)
志賀2号初装荷燃料搬入に抗議・エネルギー政策転換に向け講演会
多名賀哲也(石川支局)
=============================================
ドイツの運動に学ぶ
-ゴアレーベンを訪ねて
野坂庸子(核の中間貯蔵施設はいらない下北の会)
反原発講座
安全審査手法の誤りを証明した新潟県中越地震
武本和幸(柏崎刈羽支局)
=============================================
原発「推進者」の発言から
エネルギー情報:「常陽」使用済み燃料の発生・再処理量
DATA BOX:「温暖化防止のために原発を利用すべきか?」
月間情報(2004年11月)
10月の設備利用率
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もくじ以上
風車(別掲)
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東中野1-58-15寿ビル3F
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『はんげんぱつ新聞』320号(2004年11月)もくじ
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「もんじゅは継続」と強硬な委員長
-廃炉要求86万名署名を原子力委員長に提出
池島芙紀子(「もんじゅ」廃炉要求全国署名運動事務局)
相次ぐ匿名寄付
芦原康江(島根原発増設反対運動)
新潟県中越地震
-柏崎刈羽7号、余震で緊急停止
武本和幸(柏崎刈羽支局)
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「もんじゅ」は今-攻防、いよいよヤマ場に
小木曽美和子(原発反対福井県民会議)
もんじゅ裁判年表ほかプルトニウム関連データ
================各地からの便り===============
怒!神社地売却・詳細調査
-上関原発絶対反対!
木原省治(原発はごめんだヒロシマ市民の会)
青森市で原子力長期計画について「ご意見を聞く会」
神島優子(青森市)
高浜原発隣接市を抱える京都府の原発防災対策を聞く
佐伯昌和(京都反原発めだかの学校)
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ウラン残土撤去の自治会訴訟で最高裁が
核燃機構の上告を棄却
土井淑平(鳥取支局)
「多発性骨髄腫」で労災認定の長尾さん
東京電力に損害賠償求め提訴!
川本浩之(よこはまシティユニオン)
「再処理をベースに、かつ柔軟に」
新長計策定会議の「確認」に偽りあり
(N)
反原発講座
広島・長崎原爆被爆者生涯追跡調査結果から
考える低線量被曝のリスク
崎山比早子(高木学校原子力問題研究グループ)
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DATA BOX:9電力各社の離脱需要(新規参入者への切り替え量)
月間情報(2004年10月)
9月の設備利用率
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もくじ以上
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『はんげんぱつ新聞』319号(2004年10月)もくじ
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美浜3号機11人死傷事故
-今も変わらない現場軽視の姿勢
松下照幸(福井県美浜町)
賞品のない宝くじ
佐伯昌和(京都反原発めだかの学校)
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玄海3号でのプルサーマル反対署名
-目標上回る25万2199筆分を提出
深江守(脱原発ネットワーク・九州)
伊方3号でのプルサーマル計画
-阻止の輪、広く深く
近藤誠(伊方原発反対八西連絡協議会)
ウラン兵器禁止を求める国際署名、
11.6国際共同行動日に取り組もう
振津かつみ(ヒバク反対キャンペーン)
================各地からの便り===============
フレコンバック詰めウラン残土を撤去せよ
-榎本益美さん訴訟で鳥取地裁が判決
土井淑平(鳥取支局)
被ばくも事故も終わらない
-JCO臨界事故5周年全国集会開く
根本がん(水戸支局)
「原発震災を防ぐ全国署名」100万筆めざしパワー全開
東井怜(署名実行委員会)
研究用放射性廃棄物の焼却処理計画を撤回させることに成功
永田文夫(放射能汚染から故郷の自然と子どもたちの命を守る会)
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チェルノブイリ原発事故-移住者たちのその後
河田昌東(チェルノブイリ救援・中部)
反原発講座
スソ切り法案提出に反対の取り組み強化を
末田一秀
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DATA BOX:日本のプルトニウム保有量(03年末まで)
月間情報(2004年9月)
8月の設備利用率
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『はんげんぱつ新聞』318号(2004年9月)もくじ
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美浜3号で11人死傷-経済優先による人災
小木曽美和子(原発反対福井県民会議)
「漁業者の同意」の新たな誤魔化し
熊本一規(明治学院大学国際学部教授)
=============================================
美浜3号事故-関電・国の安全管理責任を問う
小木曽美和子(原発反対福井県民会議)
================各地からの便り===============
埋立てないで、阿弥陀見の浜
-敦賀3,4号増設に抗して日本原電前に立ちつづける
太田和子(福井県敦賀市)
JCO臨界事故から5年-東海村はいま
根本がん(水戸支局)
六ヶ所再処理工場-異例の再検証
山田清彦(核燃サイクル阻止一万人訴訟原告団)
国際平和巡礼-各地でお世話になった皆さま、
本当にありがとうございました。
野川温子(国際平和巡礼事務局)
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祭りをぶち壊してまで原発計画に加担する
神社本庁に抗議する集会決議
上関原発を建てさせない祝島島民の会
8月24日緊急集会参加者一同
反原発講座
高燃焼度燃料採用とプルサーマル
-エスカレートする危険性
小林圭二
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DATA BOX:労働者総被曝線量の推移(商業用原発)
月間情報(2004年8月)
7月の設備利用率
原発「推進者」の発言から
エネルギー情報
最大電力と月間需要
(N)
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『はんげんぱつ新聞』317号(2004年8月)もくじ
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台湾へ、再びの原発輸出に抗議
-海から陸から、日本で台湾で
松丸健二(核燃やめておいしいごはん)
中国のこわさ日本のこわさ
山本知佳子(ジャーナリスト)
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六ヶ所再処理工場のウラン試験中止を求めて
-県庁前でリレー・ハンスト
菊川慶子(青森県六ヶ所村)
美浜町が使用済み燃料の貯蔵施設を誘致
-再処理凍結につながるなら賛成もしたのだが……
松下照幸(福井県美浜町議会議員)
猛暑なれども最大電力伸びず
-首ひねる東京電力
(N)
================各地からの便り===============
岩手県滝沢村で新RMCめぐり公開討論
今川淳子(放射能汚染からふるさとの自然と
子ども達の命を守る会)
幌延深地層研究所反対7・24道北集会に650名
東道(北海道平和運動フォーラム宗谷地区連絡会)
藤田祐幸さんプルサーマルNO!を訴え、九州をかけ回る
深江守(脱原発ネットワーク・九州)
活断層の真実は闇の中
-それでも3号機増設第二次公開ヒアリングを開催(島根)
芦原康江(島根原発増設反対運動)
=============================================
「失われた10年」を取り戻すために
-新計画策定会議(第3回)意見メモより抄録
吉岡斉(九州大学大学院)
反原発講座
新長期計画策定会議の焦点
西尾漠(編集部)
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DATA BOX:各原発の使用済み燃料貯蔵量と貯蔵容量
(2004年3月現在)
月間情報(2004年7月)
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『はんげんぱつ新聞』316号(2004年7月)もくじ
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市民エネルギー調査会の将来シナリオ
-中島大さん(ヴァイアブルテクノロジー)に聞く
聞き手=編集部・西尾漠
http://www.isep.or.jp/shimin-enecho/
内部告発抑制の「公益通報者保護法」
浅岡美恵(弁護士)
さようなら
松下竜一さん・鈴木冨士子さん
================各地からの便り===============
使用済み核燃料貯蔵施設計画の「白紙撤回」陳情採択される
野川喜美子(南郷町の自然と子供達の未来を守る会)
8日間で断念させた隠岐の中間貯蔵施設誘致
芦原康江(島根原発増設反対運動)
九電株主総会・プルサーマル撤回議案を否決
深江守(九電消費者株主の会)
核燃料輸送ラッシュつづく
-監視・抗議行動で反原発の意思表示を
佐伯昌和(京都反原発めだかの学校)
滝沢村RMCで研究用等放射性廃棄物の焼却処理計画
永田文夫(RI廃棄物監視市民の会・盛岡)
=============================================
ドイツで自然エネルギー2004国際会議
-世界各国は自然エネルギー促進を約束した。
大林ミカ(環境エネルギー政策研究所)
反原発講座
「水素社会」論にビジョンはあるか
細川弘明(京都精華大学)
六ヶ所再処理工場の稼動めぐり日弁連等がシンポジウム
水野彰子(日弁連公害対策・環境保全委員会委員)
=============================================
DATA BOX:長期エネルギー需給見通し(案)における
原発設備容量の見通し最大電力の推移
月間情報(2004年6月)
5月の設備利用率
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のカンパをいただきました。ありがとうございました。
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『はんげんぱつ新聞』315号(2004年6月)もくじ
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伊方3号機でプルサーマル計画
-事故続き・高燃焼度燃料に不安増す
大野恭子(原発さよならえひめネットワーク)
『DAYS JAPAN』復活
広河隆一
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玄海3号プルサーマル計画:九州電力、ついに事前了解願を提出!
-闘いはここからが正念場
深江守(九州電力とのプルサーマル公開討論会を実現させる会)
宮崎県南郷町:使用済み核燃料貯蔵施設計画に
住民が続々と反対決議
宝蔵俊二(死の灰から子ども達の未来を守る会)
島根でも「中間貯蔵施設誘致」の動き
島根・坂本
核燃料サイクル見直し論ひろがる:各紙報道・論説
================各地からの便り===============
上関原発計画:知事同意から3年
-県への申し入れと抗議行動
松崎佳代子
岡山で高レベル処分場のボーリング試験を実施中!
石尾禎佑(核に反対する津山市民会議)
中国電力株主代表訴訟控訴審:最悪の「棄却」判決
溝田一成(原告団)
使用済み核燃料「中間貯蔵」施設
-むつ市の誘致陳情に抗議
さとうみえ(核のゴミキャンペーン)
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バックエンド費用負担論のお・か・し・さ
-原発導入の責任を明確にせよ
西尾漠(編集部)
反原発講座
炭素税と原子力発電
足立治郎(「環境・持続社会」研究センター(JACSES))
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DATA BOX:最大電力の推移(北海道~九州9社計)
月間情報(2004年5月)
4月の設備利用率
エネルギー情報:後始末事業は80以上・廃棄物は永遠に
-主なバックエンド事業の想定スケジュール
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もくじ以上
コラム「風車」315号は休載です
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反原発運動全国連絡会
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電力会社の原子力部門の中に設計・建設部門を優位とし、運転・保守部門を軽視する風潮があるのでは――美浜事故にからめて、電気新聞の藤森礼一郎論説主幹が問いを発した。答えるのは、日本原子力産業会議の宅間正夫副会長。
東京電力出身で、柏崎刈羽原発の所長などをつとめた宅間副会長のいわく「確かにそのような傾向は否定できないと思います。(中略)事実、試運転を終えて営業運転に入ると、設備の完成を目指した攻めの職場である建設所が保守という一見守りの職場である発電所に変わる、あるいは建設部門から発電所保守部門へ配転になる、そうすると職場の活力や従業員の意識が微妙に低下するということを、経験しています」
宅間副会長は「建設が『ものづくり』の価値創造なら運転保守は『ものそだて』という価値創造へのチャレンジです」などなどと「育てる」職場の意識向上を願う熱弁を振るうのだが、力めば力むほど実情から離れてしまう感は否めない。そう言えばかつて原子力安全規制部門の独立案に対し、当時の科学技術庁の石田寛人事務次官がこう疑問視していた。「仕事を安全規制の範囲に限ることになり、職員の士気が下がる」
外部委託で「マイプラント意識が希薄」な電力会社が運転し、士気の下がった原子力安全・保安院が規制する。どこかおかしくないか。(N)
八月十一日、第五回の原子力新長期計画策定会議でのこと。冒頭、美浜事故被災者への黙祷と原子力委員長あいさつの後、東京電力の勝俣社長が「同じ電気事業者として」おわび。続いて電力総連の笹岡会長も、おわびを述べた。
勝俣社長も言えなかった「信頼回復」にまで笹岡会長は言及したが、この「おわび」「信頼回復」は、それぞれ誰に対するものなのだろう。労働者の生命・健康を守れなくてごめんなさいというおわびと労働組合への信頼回復--ではなさそうだ。社会を騒がせたことへのおわびと原発への信頼回復。どうやらそれしか頭にないらしい。
下請け労働者のことなど、毛ほども考えていないのだろう。八月二十四日の第六回会合に寄せた「発言メモ」では、労働者の被曝線量について「労使協議により国の基準を大きく下回るものとしております」と自慢しているが、もとより下請け労働者の被曝低減は労使協議の対象外。社員の低減分は下請け労働者に回される。
会社側は「たかが労災」とうそぶいた。労災の被害者となるのは下請け労働者ばかりという現実がある。とはいえ、だからそんなふうに言えると見るのは一面的だろう。むしろ、下請け労働者の生命を軽く見ているから下請け労働者に労災が集中するのだと強調しておきたい。(N)
米連邦高裁は七月九日、ヤッカマウンテン高レベル廃棄物処分場計画の差し止めなどを求めたネバダ州側の訴えを退ける判決を下した。一方、同裁判所は、放射能の規制期間を一万年に限定した環境保護庁の規則については不適切としており、今後どう尾を引くかは予断を許さないという。
核燃料サイクル開発機構による、日本における処分の安全評価でも、被曝のピークは八十万年後とされている。但し、線量は公衆の被曝限度の二十万分の一だから何の問題もないというわけだ。ネバダ州側は、三十万年後のピークで、この限度の二倍にもなることを否定できないと主張していたらしい。
一万年に限定するのは不当だが、そのはるか以前に危険は顕在化しそうである。米原子力規制委員会の放射性廃棄物諮問委員会は、坑道壁面からの液滴から容器を防護するドリップシールドの損傷が容器そのものの破壊につながることを懸念し、連邦議会の放射性廃棄物技術審査委員会は、発熱による腐食で千年のうちに穴があくとしてエネルギー省の容器設計の変更を要求している。
核燃機構の前述の評価は、千年で容器が全壊するという「安全側に立った仮定」でのものだそうだが、天然の地層ならその後何十万年も放射能をおとなしく抱いていてくれるという保証は、やはりない。(N)